梅雨の晴れ間、個展の打合せや仕入れなどで、京都、名古屋、岐阜に行って来ました。
京都では仕入れの合間に写真上の「河井寛次郎記念館」に立ち寄りました。ここは生涯無位無冠を通しながら、近代の陶芸界に偉大な足跡を残した作家、寛次郎の生み出した美の世界を、実際に見て触れて、生前の暮らしぶりを、そのまま体感できる素晴らしい記念館です。京都には観光したい所が沢山ありますが、時には趣向を変えて、陶芸巡りも面白いですよ。
写真中は、朝(6時頃)の祇園です。夜中まで多くの賑わいを見せた祇園も、流石にこの時間だけは静かで空気が締まっている様に感じます。写真は今回宿泊した「旅館 紫」さんの2階、藤の間から撮影しました。歴史的景観保存地区の中にある、築160年の木造2階建て。壁にはさり気無く、棟方志功の版画や橋本関雪の書が飾られてあり、歴史を感じることができます。古いのでちょっと不自由しますが、他では味わえない何かがあります!お勧めします!
写真下は多治見市市之倉の有名な「幸兵衛窯」さんです。当日は美濃陶芸協会(会長=七代目加藤幸兵衛先生)の会合の為、七代目にはお会い出来ませんでしたが、今回は織部茶碗や志野茶碗、黒織部茶碗、鉢や向付、皿揃いなどを仕入れてきました。今月末には、ギャラリー奥に展示致しますので、是非、お越し下さい。
今回は、多治見の加藤敏之氏に大変お世話になりました。ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。 (渡邊)
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