作家紹介　庄村健

山紫水明の地、ここ有田。
山懐から出ずる　せせらぎに目をやると、無数の陶片が水底に輝く・・・・
いにしえを語りかけるように。
そこに、先人陶工たちの栄光と苦悩を感じる時、私の作風が始まる。
私の中に焼物が息づく。
そして、焼物がかたち成したときそこに私自身がいる。
少し夢を与えながら。
たとえいつの日か、水の流れは変わり水底で輝く陶片になろうとも。

1949年

佐賀県有田町 4月15日生まれ

1968年

有田工業高校窯業科卒業

1969年

人間国宝井上萬二先生に6年間師事

1971年

西部工芸展入選　以来10回入選　−以後会員出品−

1975年

一水会展入選　以来7回入選　−以後会員出品−

1977年

日本陶芸展入選　

1978年

日本伝統工芸展入選　以来22回入選

1980年

日本伝統工芸展文部大臣賞　−文化庁お買い上げ−

1983年

西日本陶芸美術展文部大臣賞

1986年

一水会陶芸部会員

1988年

西日本陶芸美術展総理大臣賞受賞

1996年

九州山口陶磁展文部大臣奨励賞受賞

1998年、2004年、2005年　ギャラリー陶花にて個展