文禄・慶長の役以前、松浦党 波多氏の居城 鬼子岳城を中心に、幾つかの唐津焼の窯があり、飯洞甕窯は、その中のひとつでした。今も、その城跡の西麓に窯跡を残すこの窯は、幸いにも窯床と窯壁の一部が残存する、日本最古の登り窯です。その出土品や物原の陶辺は、無造作できらびやかな美しさはありませんが、他窯の真似をしない独創性は、大胆で力強く、自由闊達さを感じさせます。
そんなこの窯に心ひかれ、私たちの窯の名も「飯洞甕窯」としました。私たちは、これまでの固定概念に囚われずいびつでも愛らしく、どこまでも自由で気取らない、そんな作品作り、現代に新しい風を吹かせたら…と思っています。
1999年、2001年、2002年、2003年 ギャラリー陶花にて個展
作家の個性あふれる作品を中心に年間を通して様々な企画展示を致します。 若手作家から一流作家までジャンルを問わない作品が宮崎に居ながらにしてご覧いただけます。
ふだん使いの器や、こころとこころをつなぐ贈り物をご提案致します。皆様の日々の暮らしを、明るく豊かにするお手伝いをさせていただきたいと願っています。