有田の安楽窯さん


3日(火)の夜から、福岡、佐賀、長崎に出張。
福岡では、Tさん、Kくんに大変お世話になりました。
いつもありがとう。感謝しております。

さて、画像は、有田の安楽窯さん。
これから、窯に入ろうとしているのは、陶花の注文した品々。
4日(水)の夕方に窯入れ、本焼をして、
冷まして出てくるのが、明後日6日(金)になります。



現在では、肥前有田で
唯一土鍋の窯元となった安楽窯さんでは、
土鍋や陶板などを中心に、
直接火にかけられる作品を作っています。

ここのコダワリは・・・
? 崚據廚?ら作っている
 伊賀焼や萬古焼の土鍋窯元さんと同様に、
 パタライト(南米産の土)を主に、独自の製法で、
 土鍋や陶板に最適な「土」を生産している。
 (他の窯元さんか聞きに来るぐらい・・・)
?⊂得?温度が高い
 いままでの土鍋と違い、焼成温度が悠に高い為、
 焼きが締まり、強度が格段に強い。
 (15年〜20年は、ぜ〜んぜん大丈夫)



そんな、安楽窯の2代目、末村安孝さん。
今回、無理なお願いを快く、受け入れてくれました。

この安孝さん(31才)、イケメンですが、
ここ窯元で会わないと、
大名(福岡市)辺りによくある、創作無国籍料理店の料理人?
古着屋さんの店長?・・・はたまた、アフガニスタンの兵士?
という感じですが、
実は、3人のお子さんのお父さんなんです(若いのに〜)。

・・・道具や器具としての陶器は、
まだまだ発展していける分野だと考えます。
これからの末村安孝さんの作陶活動に期待しています。




画像は、有田の泉山大公孫樹(オオイチョウ)。
泉山弁財天社境内にある
樹齢約1000年、高さ約40M、根回り11.6Mの
佐賀県内一の巨木で、国の天然記念物に指定されています。
11月になると木全体が黄金色に変わり、
落葉で黄色のじゅうたんがひかれたような
ロマンチックな散歩道となるのですが、
紅葉するのは、まだまだ先の様子でした。

泉山で李三平が陶石を発見し、
有田で陶磁器が焼かれるようになって、約400年。
これまでの陶磁器の世界を
ずっ〜と見守って来たこの大イチョウは、
現在の私たちをどのように見ているのでしょうか?
聞いてみたいものですね。


投稿日時:2009.11.05(木) 18:48:31|投稿者:tohka