一昨日の20日(土)から、毎年恒例の印伝展がスタート。
2001年から数えて、今年で10回目の記念展です。
この印伝展も、ようやく浸透してきたようで、
一昨日、昨日と、300名以上のお客様にお越しいただきました。
夕方まで、駐車場等の満車状態が続き、皆様にご迷惑をお掛けしました。
申し訳ございませんでした。
画像上は、「リプレアル」。
幾何学的なグラフィック模様は、
白と茶、2色の更紗に黒漆をそえて、
軽快で懐かしい、レトロ調の柄になっています。
画像上、手前が「ジオベスク」、奥が「サパレイ」です。
茶染めの鹿革に、薄茶と白色の更紗で色付け、
さらに、茶漆をちりばめ仕上げた、上品で優美なジオベスク。
そして、薄茶の地色に、
ペイズリーをベージュ・緋褪色の更紗と白漆で描写し、
輪郭を白漆でボリューム豊かに柄づけしているサパレイ。
両方共に、陶花初の展示です。
画像上は、根強い人気の「なごみ」シリーズ。
古来日本人に好まれてきたトンボ柄を、
紺地の鹿革に、赤と黒で二度漆付けしています。
今回は過去最高の、536点を展示いたしました。
展示アイテムは、
ボストンバック、ショルダーバック、手提げバック、巾着、
財布、小銭入れ、ポーチ、印鑑ケース、名刺入れ、カード入れ、
パスケース、ペンケース、メガネケース、キーケース、根付など・・・です。
甲州印傳を中心に、京印傳、江戸印傳(パッチワーク印傳)を
展示しております。
画像上は、昨日夕刻に追加入荷した「ベネッセージ」。
華やかにゆれる「ふさ」がモチーフ。
印傳ならではの技法を活かし、赤と黒の漆で「ふさ」の
イメージを豊かに表現しています。
画像上は、前川典央さんの創る「パッチワーク印傳」。
トンボ(勝ち虫)やウロコ(厄除け)と云った縁起物や、
小桜や菖蒲などの江戸小紋を描いており、
甲州印伝とは、全く違う独創的な印傳です。
画像上は、「京印傳」。
伊勢型紙を用いた最上級で繊細な彫り口に、京漆が合います。
公家文化で花開いた「鼓柄」は、繊細で優美な上品さがあります。
・・・印伝展は、3月2日(火)までとなっております。
是非、鹿革と漆の織りなす、
日本の伝統工芸の素晴らしさをご覧下さい。
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