本日10月17日(木)より、陶花ギャラリーにて、
「秋の印伝展」がスタート。
新作を含め、約500点ディスプレイは圧巻ですよ。
印伝(いんでん、印傳)とは、
印伝革の略であり、羊や鹿の皮をなめしたモノを云います。
なめした革に染色を施し、
漆で模様を描いたもので、袋物などに用いられます。
名称はインド(印度)伝来に因むとされ、
印伝の足袋が正倉院宝庫内に現存し、
また、東大寺に文箱が奈良時代の作品として残る、
日本古来の伝統工芸品なのです。
今回の展示アイテムは、
ボストンバック、ショルダーバック、手提げバック、巾着、
財布、小銭入れ、ポーチ、印鑑ケース、名刺入れ、カード入れ、
パスケース、ペンケース、メガネケース、キーケース、根付など・・・です。
「リュオラ」は、印伝には珍しい紫色。
クールな配色が可愛い「リプレイル」
風合いも軽く柔らかい新感覚。
白と茶の更紗に黒漆、さわやかでマニッシュな印伝です。
プライデンは、つないだ糸が織りなす繊細で優雅なレースのようです。
さまざまな伝統模様を融合させた、
最新作の「ロスベル」は、生命の樹を表しています。
画像は、前川典央さんの創る「パッチワーク印傳」
トンボ(勝ち虫)やウロコ(厄除け)と云った縁起物や、
小桜や菖蒲などの江戸小紋を描いており、
甲州印伝や京印伝とは、全く違う独創的な印傳は、
機能性も良く、使いやすい逸品です。
この機会に、
是非、日本の伝統工芸の素晴らしさを体感してください。
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