秋の印伝展2013


本日10月17日(木)より、陶花ギャラリーにて、
「秋の印伝展」がスタート。
新作を含め、約500点ディスプレイは圧巻ですよ。



印伝(いんでん、印傳)とは、
印伝革の略であり、羊や鹿の皮をなめしたモノを云います。
なめした革に染色を施し、
漆で模様を描いたもので、袋物などに用いられます。



名称はインド(印度)伝来に因むとされ、
印伝の足袋が正倉院宝庫内に現存し、
また、東大寺に文箱が奈良時代の作品として残る、
日本古来の伝統工芸品なのです。



今回の展示アイテムは、
ボストンバック、ショルダーバック、手提げバック、巾着、
財布、小銭入れ、ポーチ、印鑑ケース、名刺入れ、カード入れ、
パスケース、ペンケース、メガネケース、キーケース、根付など・・・です。




「リュオラ」は、印伝には珍しい紫色。





クールな配色が可愛い「リプレイル」
風合いも軽く柔らかい新感覚。
白と茶の更紗に黒漆、さわやかでマニッシュな印伝です。





プライデンは、つないだ糸が織りなす繊細で優雅なレースのようです。



さまざまな伝統模様を融合させた、
最新作の「ロスベル」は、生命の樹を表しています。



画像は、前川典央さんの創る「パッチワーク印傳」
トンボ(勝ち虫)やウロコ(厄除け)と云った縁起物や、
小桜や菖蒲などの江戸小紋を描いており、
甲州印伝や京印伝とは、全く違う独創的な印傳は、
機能性も良く、使いやすい逸品です。

この機会に、
是非、日本の伝統工芸の素晴らしさを体感してください。

投稿日時:2013.10.17(木) 19:23:09|投稿者:tohka