もち、モチ、餅


12日(火)から、京都〜愛知〜京都に出張。
昨夜、伊丹からの最終便にて、帰宮しました。

初日は、京都の窯元さんや染物屋さんとの打合せ。
2日目は、愛知に移動し、名古屋テーブルトップショウ、
そして、美濃焼の新作や常滑の急須を仕入れてきました。

バタバタ〜と動いたのも、行きたい所があったから!
最終日、2時間程でしたが、
下鴨通り〜北大路界隈に行って来ました。



まず、お伺いしたのは、「茶寮 宝泉」さん(画像上)。
下鴨の住宅街にあって、タクシー屋さんも余り知りません。
時間は12時少し前、お客さんは私ひとり。
枯山水のお庭、そこに咲いている椿、椿に来ている鳥さんたち。
和のしつらえと静寂は・・・最高の空間です。



で、この「宝泉」さんと言えば・・・わらび餅(画像下)。
注文を受けてから練り上げるので、15分程かかります。
この食感、甘み・・・なかなか説明しづらい不思議な感じ。
波照間産の黒蜜を付けないほうが、私は好きですね。



わらび餅とお抹茶を戴きながら、
贅沢な癒しの空間で、
心と脳を洗濯させていただきました。

さて次は、北大路を西へ、
大徳寺さんの北側にある、今宮神社さんへ。
ここは、正暦5年(994)平安京で疫病が流行り、
これを鎮めるため御霊会がおこなわれ、
疫神を鎮める神社として信仰を集めました。



この疫神として有名な今宮さんに来たのは・・・
私が20年間お世話になっている広島のKさんが
昨年末倒れられ・・・
早く良くなられます様、祈願してきました。



でも、ここでもっと有名なのは、門前に並ぶ御餅屋?さん。
名物の「あぶり餅」を売る、軒のれんの店が向かい合い、
江戸時代の社頭風景の名残を思わせてくれます。
「あぶり餅」(画像上)とは、きな粉をまぶした小さなお餅を、
竹串に刺して炭火であぶった後、白味噌の甘だれをかけた餅菓子です。

いずれのお店も
日本で最も古い和菓子屋と言われており、
過去に疫病が蔓延した際には、
「あぶり餅」を人々に振舞ったとも言われています。
また、あぶり餅に使われている竹串は、
今宮神社に奉納された斎串(いぐし)をもちい、
病気平癒や厄除けの御利益があると伝えられています。

今回は、南側の「かざりや」さんへ。
一人前15本(500円)ですが、1〜2分でぺろっと食べてしまいます。
やはり、寒い時期に食べるのが美味しいですね。

・・・京都から宮崎に帰り、夜、食べたのが、すき地鶏。
なんと、お餅入り。
いろんなモチを食べた1日でした。





投稿日時:2010.01.15(金) 19:07:14|投稿者:tohka