木瓜と伊部


今朝、友の会のH様から、木瓜を戴きました。
この時期に、花が咲いている枝物は少なく、
生花しかディスプレイしない陶花にとって、
大変ありがたい、いただきモノです。
H様、いつも感謝しております。



このボケと言う名前は、実が瓜(ウリ)に似ており、
木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが
「ぼけ」に転訛したとも、
「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したも言われいるそうです。
・・・でも、この名前、
なんか可哀想な感じ〜 なんですけど・・・。



さて、画像上は、
岡山県の重要無形文化財保持者 伊勢崎満先生の「伊部 耳付花入」です。

先生は、伊勢崎陽山の長男としてお生まれになられ、
1960年に弟、淳先生(人間国宝)と共に、中世の穴窯を復元、築窯。
作品によって、この穴窯と登窯を使分け、
桃山時代風の造形や土味、また松割木による焼成で、
こだわった作品づくりをされている伊部焼(=備前焼)の重鎮です。

今回、縁あって、先生の作品をお譲りいただきました。
窯変の緋色、桟切が素晴らしい作品です。
・・・・・木瓜を生けたら、いいでしょうね〜。想像すると嬉しくなります。

通常時は、展示いたしておりませんので、
ご覧になりたいお客様は、スタッフまでお申し付けください。



投稿日時:2010.01.17(日) 18:40:09|投稿者:tohka