キバナノホトトギス


今日の宮崎は晴れ。秋晴れ・・・と言ったところでしょうか。
穏やかな1日でした。
陶花隣の公園の木々や草花たちも、
夏とは違う、柔らかな光に、伸びをしているように見えました。



画像は、「キバナノホトトギス」。
宮崎で、注意していれば、今の時期に良く見かける花ですが、
県外の方は、まず知らないと思います。
なぜなら、この「キバナノホトトギス」は、
宮崎県以外では見つかっていない貴重種で、他県では全く発見されていません。
・・・環境庁は2000年、
「日本の絶滅のおそれのある野生生物」というレッドデータブックを刊行。
この本に、「キバナノホトトギス」は、100年後の絶滅確率、96%と記載されています。
これは、100年後には、野生のものはほぼ無くなってしまうであろうという推測。
宮崎県で誕生し、現在、宮崎のどこにでも見られるキバナノホトトギスが、
100年後に、このレッドデータブックが示すように、本当に絶滅しているのか?
それとも今と同じく普通種として、宮崎の山野に広く分布しているのか?
茶道や華道に携わっている私としても、
継承しなければいけない文化のように、大切な大切な問題です。



さて、先月18日(土)にスタートした、
「三輪廉浩 作陶展7」も、あと5日、9日(火)までとなりました。

昨年度日展入選作(売約済)や日本新工芸展奨励賞作品などの大作から、
朝鮮唐津や黄唐津、青唐津や絵唐津、また、画像の三島唐津の食器など、
多種多用な作品たちを是非ご覧ください。
(期間中は、三輪さんが在ギャラリーしております)


投稿日時:2010.11.04(木) 20:13:36|投稿者:tohka