ルーシー・リーのカタチ。

こんにちは、またはこんばんは。陶花スタッフの池田です。
先日、私用でちょっとお休みをいただいて東京まで行って来ました。

日程的に強行スケジュールだったのですが、
「これだけは行っておきたい」と東京へ着くなり足を運んだのが
国立新美術館で開催されていた【ルーシー・リー展】です。

陶花でも個展を開催するたびにそのファンを増やしている作家・増渕篤宥さんが多大な影響を受けたという、
女性の陶芸家の回顧展ということで美術館に入る前からワクワク。

最終日間近ということですごく沢山の人が見に来ていました。
器の展覧会でここまで多くの人が見に来るというのは、宮崎にいると見られない光景なので
さすが東京というかさすがルーシー・リーというか、多少のカルチャーショックをうけつつ…。


ひとつひとつの作品はかなり近くで見ることができ、
今でも全く古臭さを感じさせない緻密でスタイリッシュなものばかり。
無駄をそぎ落とした究極のシンプルさと、様々な釉薬が魅せる色の調和。
これが食卓にあったら料理もさぞ美味しそうに見えるだろうなあと一点ごとに想像を働かせながら見てしまいました。
周囲からは、
「あっこれカワイイ」
「これ欲しい〜」
という声もちらほら上がっていました。
また、企業秘密ともいうべき釉薬ノートや、
注文ノートなども展示されていて見応え十分。(←内容は理解できませんが…)



今から100年ほど前に生まれたルーシーさんは若い頃からその才能を発揮し、数多くの作品を世に送り出してきました。
よくよく見ると、今でもよく売られている器の形の元となったであろう作品などもあり、後世に与えた影響の大きさを知ることが出来ます。

東京展は終わってしまいましたが、次は益子。その後も各地で巡回展をするみたいです。
お近くの方はぜひ見に行かれてはいかがでしょうか。



会場で購入した図録。洋書のような雰囲気で装丁もすてきです。








陶花スタッフ
池田

投稿日時:2010.06.24(木) 17:44:44|投稿者:tohka