朝日焼と宇治上神社

京都出張2日目、宇治へ・・・
駅から平等院を通り、対岸の朝日焼さんへ。



ここ宇治の茶陶 朝日焼さんは、
慶長年間に朝日山の麓にて開窯。
遠州七窯のひとつに数えられ、
熟成された宇治の土と
松割木の炎がもたらす繊細な風合いの器が魅力です。
燔師、鹿背、紅鹿背などの茶碗や茶入、
煎茶器などの茶器から、
現在では、日常食器まで作られている名窯です。

当代(15代)の素晴らしい作品を
拝見させていただき、美味しいお煎茶をいただきました。
ありがとうございました。



朝日焼さんから、歩いて5分。
宇治上神社があります。
ここは1994年に平等院とともに世界文化遺産に登録。
道が狭く、近くに大型バスが止まれる場所がないため、
平等院に比べると訪れる人も格段に少なく、
じっくりと国宝と向かい合える静かなところです。
この日も約20分、私ひとり。
ぼっーと、させていただきました。

宇治上神社が世界遺産に登録されたのは、
本殿の中の3つのお社が
現存する最古の神社建築であることと、
拝殿が平安時代の住宅様式が取り入れられた建物だからだそうです。
京都市内ではもう残っていない貴重な建造物ですね。




画像上の京焼 陶楽窯さんの作る三島手は、
類をみない繊細な文様と
気品を備えた色合いが特徴です。
現在、この技法は「京三島」と言われ、
京焼の中に独自に発展させ、確立されました。

今回は、茶碗(井戸形、沓形)、煎茶器から
食器などを仕入れてきました。
今月末には入荷いたします。
京焼の技を観て、ふれて、体感してください。

投稿日時:2009.09.05(土) 10:32:20|投稿者:tohka