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陶花ブログ記事一覧

2010年07月

夏の花


今日、7月最後は、暑い1日。
陶花近く、JAアズムホールさんの温度計は、36℃。
本格的に「夏」到来ですね。
さて、そんな暑さなのに、咲いてくれる貴重な「お花さん」達。
今、陶花は「夏の花」がいっぱいです。



画像は未草(ヒツジクサ)。
この未草は、昔の時刻の数え方のひとつである、
「未(ひつじ)の刻(14:00)」の頃に、花が開くことからこの名前になったとのこと。
でも、実際には、お昼前から咲き始め、夕方4時頃しぼんでいくようです。
一つの花は3日、3回咲いたあと、水中に沈んでいきます。
この未草は、あと2回、楽しませてくれそうです。
そういえば、未草。
黒田清子さま(紀宮清子内親王)のお印で有名になりましたよね。




画像は・・・何だと思います? 実はコレ牛蒡の花なんです。
まるでアザミのような花。
それもそのはず、ゴボウはアザミに近縁のキク科の植物。
八百屋の店先に並んだ根しか知らないと、
この花を見ても、ゴボウだとはわからないでしょうね。
野菜の中でもとりわけ面白い花の一つではないでしょうか?
(生けても存在感はバツグン。水揚げも上々です。)



画像の美しい橙赤色の花は、野萱草(ノカンゾウ)。
朝咲いて、夕には閉じてしまう、1日花ですが、
毎年、この暑い夏に咲いてくれるアリガタイお花。・・・ギャラリーが明るくなります。
この野萱草、カンゾウ〜と云うくらいですから、
花蕾(からい)を採取し、熱湯で数分湯がき、日干しにして乾燥したものを、
金針菜(きんしんさい)と云う生薬として使用したり、
また、若葉、若芽、花などを食用にも出来るそうですよ。



画像は、本店2階ベランダの火鉢の中に入れていた、布袋葵(ホテイアオイ)。
この花も、毎年、暑〜い夏に、
涼しげな紫色の咲かせてくれるアリガタイお花。
今朝、皆さんに観ていただけるよう、ギャラリー前に移動しました。
このホテイアオイ、葉の付け根あたりが丸くふくらみ、
それが布袋さんのお腹に似ているところから、
「布袋〜」の名前が名付けられたとのこと。
・・・ワタクシが親近感を覚える花のヒトツ。・・・とても他人とは思えません。

さて、今、陶花ではこのほかにも、
丘虎尾(オカトラノオ)、半夏生(ハンゲショウ)、小判草(コバンソウ)など、
たくさんの夏の花が満開です。
是非、陶花で「夏の花見」。・・・・・如何ですか?


投稿日時:2010.07.31(土) 19:31:10|投稿者:tohka

藤原清登JAZZライブ in宮崎


24日(土)、藤原清登さんと、
NY Trio Original、福家俊介さん、ピーター・マディソンさんが来宮。

藤原さんは、昨年のK’Station(宮崎市住吉)以来、2度目の宮崎。
今回は、宮崎県立芸術劇場内のレストラン「レミューズ」さんでのライブです。
・・・お話しの流れで、主催をすることになった私。
演奏が始まるまで、実はドキドキでしたが、
清登さんのベースの一音で消えてしまいました。
Les Muses Jazz Night Pamphlet



ジャズからクラッシック、あらゆる分野の音楽をベースという楽器で、
KIYOTO流にアレンジするモダンベースの王者、藤原清登さん。
銘器ガリアーノが綴る最高の美音と重低音には、お客様も感嘆。
最高のステージでした。



                     藤原清登(Bass)

香川県高松市出身。音楽家の両親のもと、16歳でベースを始め、
東京藝術大学音楽部教授、故今村清一氏に師事。
1974年に渡米しバークリー音楽院を経てジュリアード音楽院卒業。
同院にてニューヨークフィル主席コントラバス奏者ジョン・シェイファー氏に就いて学ぶ。
1975年ホレス・シルバー・クインテッドをはじめ、ジャッキー・マックリーン、クリフォード・ジョーダンなど、
また他分野の進歩的な芸術家と多数共演。
N.Y.のヴィレッジゲート、スィートベイジル、ブルーノート、ムジカオッジ(イタリア)、
イントーンフェスティバル(オーストリア)などに出演。
ジャズ、クラシックの垣根を越えた幅広いジャンルで活躍。
近年日本でもCDリリース、コンサート活動もめざましく、
2000年スィングジャーナル誌ではベース部門で第1位に選ばれている。




                     福家俊介(Drums)

香川県高松市出身。国際基督教大学在学中はルネッサンス・バロック音楽のエキスパート
金沢正剛教授のもとで音楽の発生から現代音楽まで幅広く研究。
同時にパーカッショングループ72主宰、永曽重光氏に師事。
1978年渡米し、マンハッタン音楽院でスティーブ・ライヒ・グループのジェームス・プライス氏、
フィラデルフィア・オーケストラ、ニューヨークの
メトロポリタン歌劇場主席ティンパニスト歴任のフレッド・ヒンガー氏に師事。
同音楽院卒業後もニューヨークを拠点に活躍。
ジャズとクラシック音楽の両分野で活躍する優れてユニークなミュージシャン。




                   Peter Madsen(Piano)

米ウイスコンシン州ラシーン出身。
8歳でクラシックピアノ、10歳から音楽教育の一環としてクラシックコントラバスを加える。
13歳でジャズに興味を持ち、16歳でプロとして演奏を始める。
1978年、ウイスコンシン・オウクレア大学 音楽科卒業後ミネアポリスに移り腕を磨く。
1980年、ニューヨークへ進出する。
1993年、ドイツのレーベルから、最初のリーダーアルバム「Snuggling Snakes」、
2000年、最初のピアノソロアルバム「Sphere  Essence-Another Side of Monk」をリリース。
現在、ニューヨークとオーストリアを拠点にコンサート、マスタークラス等世界的に活動を行っている。





藤原さんの魅せる速引。そして、ガリアーノの重低音。
体内の細胞が吃驚して起き上がるくらいズンズンと響きます。
また、福家さん、ピーターを加えた3人での演奏は、
トリオパフォーマンスでは考えられないような重厚なサウンド。
藤原清登ワールドを体感したお客さまの感動は、
ひとりひとりのお顔。曲中や最後の拍手。歓声に・・・表れていました。
それと・・・50名様限定(要予約)が、何故かキャパ超えになる盛況ぶり。
・・・みなさま、ありがとうございました。感謝。



画像は、CD販売をお手伝いした陶花スタッフ、皆、お疲れ様でした。
また、今回のライブの企画・コーディネートをして頂いた長谷川悦子さん、
ライブ決定当初から、
当日まで色々とお世話になりました、野田浩一さん尚子さん御夫妻には、
感謝感謝・・・です。ありがとうございました。



また、演奏後の遅〜い時間に、
打ち上げを提供していただきました
「新旬料理 ふじいち」の女将、児玉料理長、そして菊池部長。
ありがとうございました。
みなさん、美味しくお召し上がりいただき、楽しい宴になりました。
(PS ピーターの箸使いの上手さに吃驚。鯛のあら煮もキレイに・・・)

最後に、清登さん、福家さん、ピーター、ありがとうございました。
また、宮崎でお待ちしております。


投稿日時:2010.07.26(月) 13:05:30|投稿者:tohka

中吉徹次さんの工房


宮崎地方気象台は、先日20日(火)、
本県を含む九州南部が梅雨明けしたとみられると発表。
長かった梅雨もようやく終了。
・・・宮崎もこれから夏本番です。



さて、20日(火)の夜から、鹿児島へ。
福元弘信先生といつものように、天文館のパトロールを楽しく終わらせ、
21日(水)は、鹿児島県財部町の中吉徹次さんの工房へ。
画像に写っているのが彼です。



・・・財部町中谷、集落の中に彼の工房があります。
画像は展示場(ギャラリー)。元は牛小屋なんです。
ここは築100年以上、
明治時代の作りで、隣の母屋も100年以上の歴史があります。



彼から生まれてくる作品タチは、どれもかなり個性的。
見ていて楽しくなります。
また、この中吉徹次さん自身もナカナカ個性的。
突っ込みどころ満載です。



さて、その中吉徹次さんの個展は、2010年11月13日(土)から。
初日13日(土)、2日目14日(日)と来ギャラリーされますので、
みなさん、是非、ツッコミを入れてみて下さい。

ちなみに、中吉は、チュウキチでなく、ナカヨシです。
う〜ん、名前はいいなあ〜。



さて、画像は、中吉さん工房から、車で10分。
宮崎県都城にある、「関之尾の滝」。
先日の豪雨で、ヒドイ状態になっており、
撮影した、この展望台から先には行けません。
・・・これから夏休み。
滝の奥にあるキャンプ場など大丈夫なのでしょうか?心配です。
早くの復旧を祈っております。

口蹄疫の次は水害・・・でも、宮崎は負けませんから。ね。


投稿日時:2010.07.22(木) 18:19:04|投稿者:tohka

夏のUTSUWA?

こんにちは、スタッフの池田です。
昨日は宮崎観光ホテルさんにてウェディングフェアが開催されました。
陶花ブースにも沢山のお客様にお越しいただきありがとうございました。
毎回ディスプレイには趣向を凝らしているのですが今回はいかがでしたでしょうか。

さて、夏のUTSUWA展も中盤に差し掛かっています。
白磁や青白磁の器は爽やかで涼感たっぷりです。
見た目にも涼しく今年の夏を乗り切りましょう。



こちらは陶花のスタッフでもある佐藤ちか子さんのアクセサリーです。
このぽわぽわしたネックレスは夏場のシンプルなTシャツのアクセントにもなって重宝しそうです。
陶器のパーツを使っていますが重さもあまり感じないので普段使いにもおすすめです。

夏のUTSUWA展は8月3日までの開催です。
ご来店お待ちしております。


陶花スタッフ
池田

投稿日時:2010.07.20(火) 17:58:53|投稿者:tohka

夏のUTSUWA?△筏星犧


・・・久しぶりの更新、ゴメンナサイ。

さて、今日の宮崎は、
昨夜からの雨も昼前には上がり、午後からは、晴天。
暑〜い1日でしたが、気持ちの良いアオゾラ。
眩しい感覚、久しぶりです。



画像は、藤本浩輔さんの
「白磁緑正角銘々皿」と「青白磁正角銘々皿」
このスッキリとした白色は、ジメジメした梅雨を、吹っ飛ばしてくれそう。
また、薄手なところも、涼しげ〜
この夏に活躍してくれそうな一枚です。



画像は、三輪廉浩さんのボール鉢、大と小です。
私の撮りかたが悪く、
三輪くんが作る青唐津の「たゆたゆさ」が出ていませんが、
この軽さ、手触り、たまりません。
是非、ふれてみて戴きたい器です。



さて、本日17日は、
日本三大祭の一つ「祇園祭」のクライマックス、「山鉾巡行」。
毎年雨に泣かされるこの巡行。
今年は晴れ!!・・・京都の皆さん!観光客の皆さん、良かったですね。

今日は、豪華な飾りをまとった32の山や鉾が、都大路を彩ったことでしょうね。


投稿日時:2010.07.17(土) 21:26:36|投稿者:tohka

夏のUTSUWA?


昨日、7月10日(土)より、「夏のUTSUWA」がスタート。
ギャラリーには、陶花がチョイスした、
作家さんや窯元さんの作品が約300点展示されています。
これから夏をむかえる食卓に、
涼しげな「うつわたち」は如何でしょうか?



画像は、一点一点手描き、有田渓山窯の蕎麦猪口。
いろいろな多様性があるのがコレの魅力です。
冷茶やアイスコーヒーはもちろん、
アイスクリームやカットフルーツ、ヴィシソワーズなどなど・・・
この便利な大きさは、お薦めの逸品。
今回は、40点揃えています。お好きな一点を見つけてみては?



画像は、陶花スタッフでもある、佐藤ちか子さん。
毎年、年末に陶花にて個展をしていますが、
お客様から、「彼女(ちかちゃん)の夏バージョンは?あるの?」
などのご要望から、今回の企画展に仲間入り。
今までには無い「新作」は、ちか子さんの新境地。
楽しく〜ゆったりな〜っと云ったイメージでしょうか?
是非、お手に取ってご覧ください。



そういえば、ちょうど1年前の7月11日は、ちかちゃんの披露宴があった日。
あっと言う間の一年。早いものですね。
・・・信嘉さん、ちかちゃん、おめでとうございます。


投稿日時:2010.07.11(日) 19:19:47|投稿者:tohka

青さんと間さん


7月5日(月)から、福岡、長崎、佐賀、熊本に出張。
内容は、個展や頒布会の打合せ、勉強会参加、仕入れ、等々・・・



画像は、長崎県波佐見町の中尾山、「陶房 青」さんのギャラリー兼、轆轤場。
青の社長、吉村聖吾(右)さん、弟の吉村伸也(中央)さんとは、
もう10年近くのお付き合いになります。



今までいろいろなご無理も聞いていただいた御両人。
懐かしい仕事や「冷汁」の話しで盛り上がり、
時間を経つのも忘れてしまいました。

・・・その「冷汁」。宮崎の郷土料理ですが、
この周辺、中尾の窯屋さんには、
「窯焚きさん」の料理として昔からあったとのこと。
不思議ですね。・・・調べてみたくなりました。
(※窯焚きさん・・・数ヶ月単位で窯元を回り、窯焚きを専門に行う職人のこと)




画像は、中尾山から5分、「鬼木の棚田」です。
波佐見には、数え切れないくらい訪れていますが、
ここに来たのは初めて。
さすが、日本の棚田百選に選ばれた名勝地。
石垣、緑、水のコントラストは素晴らしいものでした。



・・・変わって、画像は熊本城。
6日(火)から、熊本伝統工芸館2階展示場で、
陶花でお馴染みの間美恵さんの個展が行われています。
これは、その会場から、熊本城を写した一枚。
初日にお邪魔しましたが、ご来場のお客様が多く、賑わっており、
結晶釉って?」の質問責めにあっていた間さん。



また、訪問時は、RKK熊本放送さんも取材に・・・
お客様やら取材やら〜てんてこ舞の間さん。
・・・頑張ってくださいね。

「間美恵 作陶展」は、7月11日(日)まで、
お近くの方は、是非どうぞ。

投稿日時:2010.07.08(木) 19:15:12|投稿者:tohka

蓮と桜桃


今日の宮崎は晴れ。梅雨の中休みでしょうか?
近くの都城や霧島では、雨で大変な被害が出ているとのこと。
みなさま、お気を付けください。

さて、今朝、蓮の葉と花を生けました。
毎年挑戦していますが、大変難しく失敗続きです。
採取してすぐ、逆さまにし、生姜汁入りの水を切り口に注入し、
生ける時には、ミョウバンをすりこみます。
しかしなかなか水揚げをしてくれません。・・・う〜ん。万策尽きた感じ。難しいです。



蓮の花は、泥の中から出て来て美しい花を咲かせることから、
仏教では煩悩に染まらない清浄な聖なるシンボルとなっており、
また浄土を意味し、数々の仏像が蓮の上に座られます。

蓮の語源は、蜂巣に由来し、蓮の花のことを別名=蓮華といい、
仏の座るところを蓮華座と云います。
タイなどでは、挨拶の時、手を蓮の花の形にしますし、
古代インドでは、蓮の花は女性の生殖をいみし、多産の象徴であったそうです。
・・・ちなみに、中華料理のレンゲも「蓮華」から・・・だそうですよ。


            うつわ:真崎善太(長崎)

さて、画像は、KS様より戴いた、山形産佐藤錦(桜桃=サクランボ)。
甘酸っぱい独特の味と香りは、今年ハツモノ。
皆で美味しくいただきました。=ありがとうございましたぁ。

投稿日時:2010.07.04(日) 19:17:17|投稿者:tohka

夏越の祓い


古来より、6月と12月の晦日(みそか)に、
罪、汚れを祓い清めた神事を「大はらい」と云い、
6月のはらいを「夏越の祓(なごしのはらえ)」と云います。



夏越は、神意をやわらげる意味の和し(なごし)であるといわれ、
この夏を無事健康に越せるようにと、6月30日に行われるもので、
古くは農家にとって田植え終了後の、
戒め、慎むべき、忌みの日でもあったようです。


この夏越では、
茅の輪(ちのわ)という茅(かや)で作った輪形を、
拝殿や鳥居の所などに設け、
神官がくぐった後に続いて、参拝者もくぐって災厄をはらう「茅の輪くぐり」や
また人形(ひとがた)の紙切れに身の災いを移し、川に流したり致します。

 

昨日夕刻、何とか時間を設け、宮崎神宮へ。
祓いをお受けし、茅の輪をくぐらせて頂きました。



茅の輪くぐりは、
「水無月(みなつき)の夏越しの祓する人は 
           千歳(ちとせ)の命(よはい)延ぶというなり」

という歌を唱えながら、茅の輪を左方向にくぐり抜けます。
同じように和歌を唱え、身体を祓い、次は右方向にくぐり抜けます。
最後に同じように左にくぐります。(左右左と8の字を書くように・・・)




今年は昨年より、参拝される方が多いよう。
口蹄疫や疲弊した経済など、不安な宮崎を表しているのでしょうか?

今年の夏の大祓い、
宮崎に憑く「邪」を、取り祓っていただけるよう、お願いしました。

投稿日時:2010.07.01(木) 11:43:45|投稿者:tohka

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