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陶花ブログ記事一覧

2012年06月

「薩摩焼 福元弘信展3」〜続き


23日(土)にスタートした「薩摩焼 福元弘信展3」も、
連日多くのお客様にお越しいただき、ありがたい限り。
雨の降り続く中、足をお運びいただき、感謝いたします。



今回の個展は、前のブログでもご紹介いたしました通り、
薩摩切子を陶磁器に写した、画期的な作品が中心なんですが、
他にも、いろいろな作品もアルンデス。
画像上は、林檎小物入(¥4200)。
ほぼ、果物のリンゴと同じ大きさで、蓋には縁起物の天道虫が。
なんとも言えず、可愛いのです。



一転、こちらは、「白薩摩 七宝透香炉」
この作品は、透かし彫りという技法で作られていて、
この技法を習得し、作品に仕上げるまで、
約10年程度の修行が必要と云われています。
素晴らしい技術ですね。



そして、この画像は、上の「白薩摩 七宝透香炉」をアップしたもの。
香炉の中の「なかご」に、
これも縁起物の勝虫(とんぼ)が描かれています。
羽の模様までリアルなんですよ。これが・・・
陶芸の技術の粋を集めた作品を、是非、ご覧ください。

さて、ワタクシ、明朝の便で上京します。
1年ぶりの東京。
今回は、仕事半分、プライベート(友人の23回忌など)半分と、
元日以来のお休みを謳歌したいと思っております。
帰宮は、土曜日の午前中の予定です。
では、行ってきます。

投稿日時:2012.06.27(水) 01:58:18|投稿者:tohka

「福元弘信展」始まりました。


本日23日(土)、福元さんの陶花4回目の個展がスタート。
開店直後から、沢山のお客さま。
さすが凄い人気です。



今回は、薩摩切子をヤキモノで表現した作品や食器、
またオブジェなどを展示いたしております。



薩摩切子のカット文様を取り入れた、新しい薩摩焼の誕生です。



切子の文様も、いくつも種類があります。
矢のように降る雨を表した「矢来」、
市松模様に代表されるチェック柄の「格子」、
また、伏せた籠の目を模した「籠目」は、
良くないものが家に入ってこないようにと、魔除けの意味を持ちます。



切子写の器・・・多種多様な作品ばかりで、楽しくなります〜



さて、画像は一転。
伝統的、白薩摩で作るロックカップ。
網から漏れませんので大丈夫〜



これは、盃。
細かすぎるお仕事に脱帽です。



これこそ、ザッツ陶芸。
今日は陶器好きの収集家の方々から、若いお客様、また料飲店さんまで、
お買い上げいただきました=感謝。



これもすべて陶器です(結構大きいのでアリマス)。
お遊びで作られたみたいですが、スゴイ完成度。
この武者の兜、頭部、胴体、腕、足、など、すべてロクロで作られているのです。

この素晴らしい陶芸を、是非、御覧ください。

投稿日時:2012.06.23(土) 19:58:07|投稿者:tohka

睡蓮と鬼灯と姫百合


ここ宮崎は、昨夜からの雨が断続的に降っています。
みなさま、車の運転等、お気をつけくださいな。

さて、昨日の未草(ヒツジクサ)に引き続き、
陶花ギャラリー前にある、蹲の睡蓮さんがお顔を魅せてくれました。



さて、この睡蓮さん。・・・水蓮ではありませんので、まずは御注意を。
これは、未草と同様に、
朝、開いて(目覚めて)、夜、閉じる(寝る)
という動作を3回繰り返すことから、「睡眠する蓮」で睡蓮ナンデス。
もう、この時間には、ベットに入られていますな。



画像は、鬼灯(ほおずき)。
ワタクシは、鮮やかな赤色や黄色に変化する前の、
この淡い緑色が好きですね。



画像は陶花本店1階にある、姫百合。
和花の少ない夏に、際立つ鮮橙色で、存在感をアピールする可愛い子。
夏の訪れを知らせてくれます。

花言葉は「誇り」
また、万葉集にはこんな歌がありました。

「夏の野の 茂みに咲ける 姫百合の しらえぬ恋は 苦しきものぞ」

投稿日時:2012.06.21(木) 17:34:36|投稿者:tohka

未草と半化粧と虎の尾


本日、陶花はお休み(水曜定休日)をいただきました。
お越しいただきましたお客さま、申し訳ございません。

しかし、ワタクシは東へ西へ〜
お仕事出来るって・・・アリガタイアリガタイ。



画像は、未草(ヒツジグサ)
数年前、紀宮清子内親王の御婚礼の際、
紀宮さまの「お印」として有名になったこの未草。

・・・この未草は、昔の時刻の数え方のひとつである、
「未(ひつじ)の刻(14:00)」の頃に、
花が開くことから、この名前になったとのこと。
でも、実際には、お昼前から咲き始め、夕方4時頃萎みます。
これまでも、ひとつの花は3日間、3回咲いたあと、
水中に沈んでいきますので、早めのお越しをお待ちいたしております。



画像は、半化粧(ハンゲショウ=半夏生とも書きます)。
このハンゲショウは、
七十二候のひとつ、「半夏生」の花を咲かせるからと云う説と、
葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」・・・と云う説があります。
でも、この陶花のハンゲショウさん、葉が白くならないのデス。
毎年、毎年、なりません。・・・「すっぴん」さんですな。



画像は、虎の尾(トラノオ)。
ハンゲショウとは、似ているけど、ちゃいます。
これは、長く伸びた花序を、虎の尻尾に例え、名前が付けられたとのこと。

・・・覚えるのが大変な花たちの名前ですが、
洋花より、和花の名前の方が、風情があって好きなんだけどなあ〜

さて、今、陶花ではこのほかにも、
金魚草、姫百合、山百合、小判草、などなど、
たくさんの夏の花が満開です。
是非、陶花で「夏の花見」。・・・・・如何ですか?

投稿日時:2012.06.20(水) 20:58:58|投稿者:tohka

ワックスフラワーと蜂蜜太郎


ここ宮崎は雨足が強くなってきています。
こらから、広い範囲で大雨の予報。みなさま、お気をつけください。



さて、陶花本店1階にある、ワックスフラワーちゃんが、一輪開花。
200個の蕾の先頭をきって、可愛い顔をみせてくれました。
花弁を含む、すべてがピカピカで、
ワックスをかけたような表情から、この名前がついたとのこと。
そして、花言葉は、「まだ気づかれない長所」だとか。
まあ、なんと控え目な・・・まさに、ワタクシのよう(←嘘です=ごめんなさい)。




画像は、今月23日(土)から個展の福元弘信さんの新作です。
これは、薩摩陶磁切子写と云う作品。
まあ、スゴイ!のひと言。是非、ご覧ください。
福元さんは、6月23日(土)24日(日)30日(土)7月1日(日)に在廊されます。



画像は、土岐市の藤居奈菜江さんのうつわ。
先日の出張時に仕入れた作品が届きました=
今日、陶花女子スタッフが、
開封するたび、感嘆の声をあげるくらい、可愛く自然なうつわたち。
ふんわり〜しっとり〜でイイ感じなのです。
この、藤居さんのうつわも、23日(土)から、陶花本店1階に展示します。
お楽しみに〜

そして、この画像のお菓子は、藤居さんから陶花スタッフへの陣中見舞い。
「蜂蜜太郎」という、笑っちゃうような名前の菓子ですが、
まあ、これが旨いのナンノ・・・みな、特急電車のように口に運んでいました。
藤居さん、ありがとう=ごちそうさまでした=感謝。


投稿日時:2012.06.16(土) 20:46:26|投稿者:tohka

藤居奈菜江さんのうつわ


またまた、久しぶりの更新。ごめんなさい。・・・反省デス。

さて、先週は、京都〜愛知〜岐阜に出張。
お約束していた、藤居さんに会いに土岐へ。



初めてお伺いする、藤居さんのお住まい兼、陶房は、
昭和の香りのする平屋の一軒家。・・・う〜ん、和みますな。



訪問時、藤居さんのほんわかな雰囲気と、
ご主人で陶芸家、中村崇さんのハニカミ笑顔で、迎えていただきました。



藤居さんの作る器は、錬り込み。
2種類、また3種類の土を重ね合わせ作られますが、
実はこの技法、簡単では無いのです。
組成の違う土を合せて、成形、焼成するのは、難しいのですよ。はい。



そんな、藤居さんの器たちは、とてもナチュラル。自然な感じなのです。
その成形に、必要なのが、画像のリーチ式蹴轆轤。
普通、右足で駆るように回す(右回りの時)蹴轆轤ですが、
リーチ式では、ペダルを押すように使用。
これで、電動轆轤では出せない、やわらかなラインを生み出ししちゃうのです。
(※リーチ式ロクロは、バーナード・リーチ考案のロクロのことです)



そして、何といっても、
ワタクシが藤居さんの器を好んだ理由は・・・色と感触。
柔らかなのに落ち着いた色合いと、手触りは最高。
ずっと、触りまくっていたい衝動に駆られちゃうのデス。



そんな、ひとつ、ヒトツに、
時間と手間を掛けないと産み出せない作品たちは、
それぞれの顔を持っています。



今回、70点ほど、分けていただきましたので、
もうすぐ南国宮崎に到着します。
是非、藤居さんの作る、子供たちを、目でふれて、心で感じてみてください。
オススメします。

・・・訪問時、長時間、また細かなご説明で応対していただきました、
中村崇さん、藤居奈菜江さん御夫妻に、感謝いたします。
=ありがとうございました。

そして、今回もアクセス等で大変お世話になりました、
?気気鵑砲盍脅婀脅佞覆里妊▲螢泪后?
=これからも宜しくお願いいたします。

投稿日時:2012.06.11(月) 18:43:04|投稿者:tohka

E先生のお作りになる人形


台風が近づいています。
直撃では無いようですが、雨風ともに強くなるとのこと。
みなさん、お気をつけくださいませマセ。

はてさて、画像の人形、陶花ではお馴染み、E先生から戴きました。
・・・そうです。ワタクシです。・・・軽やかです。



これは、来年の干支(巳年)をモチーフに作られた人形。
2匹のおヘビさんと一緒に、
EXILEダンス(あのクルクルまわる)・・・を踊っているヘビなワタクシ。
可愛すぎる自分をお作りいただき、恐縮なのでアリマス。
実は今回、「林潤一郎 急須展2」の際にも、
林さんに同行された、奥様のお人形を・・・
陶芸の作り手たちを、感嘆させる先生、ホント凄いです。
これからも、楽しく嬉しい作品を、よろしくお願いいたしまーす。

E先生の作品は、陶花のブログにてた〜くさんご覧いただけます。
陶花HP、ブログページから、「E先生」で記事検索してみてください。
ニヤリ、と笑える人形ばかり・・・是非。

さて、ワタクシ、明日より、京都、愛知、岐阜に出張します。
帰宮は、8日(金)の最終便の予定。
素晴らしい作品〜面白い作品〜と出会ってきます。
では、行って来ます。

投稿日時:2012.06.05(火) 00:38:49|投稿者:tohka

6月のDM



6月のDMは紫陽花に蛙。
道端の紫陽花も色が鮮やかになってきています。宮崎ももうすぐ梅雨入りでしょうか。

今月は新茶の時期に毎年恒例の「急須展」を1F店舗とギャラリーにて開催しています。
ご家庭で簡単にすり鉢茶をたのしめる<すりすり急須>を使った実演・体験を随時行なっています。
ご希望の方はスタッフまでお気軽にお声かけくださいませ。

6月23日(土)からは薩摩焼の作家・福元弘信さんの個展が始まります。
伝統を受け継ぎながらも進化を続ける現代の薩摩焼を是非ご覧ください。

スタッフ 池田

投稿日時:2012.06.03(日) 15:47:09|投稿者:tohka

すり鉢茶と「鳳焼 凱」


企画目白押しの5月もあっという間に過ぎ、今日はもう6月。
またまた久しぶりの更新となり、ごめんなさいデス。・・・反省。

さて、画像下の急須。変わってませんか?
・・・そう、見込み(底)の部分がすり鉢状に。
これは、昨年、NHKの「ためしてガッテン」で紹介された、
「すり鉢茶」を作る急須なのです。



すり鉢茶とは、茶葉をすり潰して、
お茶が持つ健康成分を、最大限に引き出すことの出来る方法のこと。
すり潰すことで、βカロテン、ビタミンE、クロロフィルを、
効果的に摂り入れることが出来るのです。



作り方はいたって簡単。
?ゝ淇椶砲?茶の葉を2グラム弱入れます。
??熱湯を小さじ1杯分足し、すりこ木で1分程すります。
?G?湯を約200ml加えて、1分程置き、茶こしで漉して出来上がりです。
皆さんも、是非、お試しください。

まあ、すり鉢と茶こしがあれば出来るんですけど・・・ね。
その辺りは、あまり考えないよう・・・に。お願いします=

で、昨夜は某M銀行勤務で幼馴染のKと「鳳焼 凱」さんへ。

 
左:鳳焼き
右:釣り鯵造り
 
左:玉蜀黍天婦羅
右:鱧湯引き

おまかせ握り


44歳のおじさん同士の会話も、なかなか終わるところを知らず、
4時間も居座ってしまい・・・鹿嶋さん、ごめんなさい。
・・・嬉しいお料理と会話をありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

※すり鉢茶は、ここ「鳳焼 凱」さん、
そして、いつもお世話になっている「遊菜心季 膳」さんで、
お取り扱いいただいております。
美味しいお料理と御一緒にイカガデスカ。

投稿日時:2012.06.01(金) 20:36:23|投稿者:tohka

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