夏越の祓い


古来より、6月と12月の晦日(みそか)に、
罪、汚れを祓い清めた神事を「大はらい」と云い、
6月のはらいを「夏越の祓(なごしのはらえ)」と云います。



夏越は、神意をやわらげる意味の和し(なごし)であるといわれ、
この夏を無事健康に越せるようにと、6月30日に行われるもので、
古くは農家にとって田植え終了後の、
戒め、慎むべき、忌みの日でもあったようです。


この夏越では、
茅の輪(ちのわ)という茅(かや)で作った輪形を、
拝殿や鳥居の所などに設け、
神官がくぐった後に続いて、参拝者もくぐって災厄をはらう「茅の輪くぐり」や
また人形(ひとがた)の紙切れに身の災いを移し、川に流したり致します。

 

昨日夕刻、何とか時間を設け、宮崎神宮へ。
祓いをお受けし、茅の輪をくぐらせて頂きました。



茅の輪くぐりは、
「水無月(みなつき)の夏越しの祓する人は 
           千歳(ちとせ)の命(よはい)延ぶというなり」

という歌を唱えながら、茅の輪を左方向にくぐり抜けます。
同じように和歌を唱え、身体を祓い、次は右方向にくぐり抜けます。
最後に同じように左にくぐります。(左右左と8の字を書くように・・・)




今年は昨年より、参拝される方が多いよう。
口蹄疫や疲弊した経済など、不安な宮崎を表しているのでしょうか?

今年の夏の大祓い、
宮崎に憑く「邪」を、取り祓っていただけるよう、お願いしました。

投稿日時:2010.07.01(木) 11:43:45|投稿者:tohka