「茶の湯」のお道具展


今日の宮崎は快晴。みなさん、お出掛けサレマシタカ?

・・・陶花は、13日(土)からスタートした、3つの展示会の影響からか、
多くのお客さまにご来店いただいております。



特に、ギャラリー奥で開催中の特別企画展は、
「玉利社中 玉椿会 第30回 チャリティー茶会」お道具展。
これは、10月17日(日)に「宮崎 素水庵」で行われた、
お茶会のお道具を、裏千家・玉利宗清先生のご好意でお借りし、
実現した企画展。



(薄茶器  左: 淡々斎好 三友棗 征一造   右:正倉院花鳥文蒔絵)

普段、お目に掛かれないようなお道具を、みなさん、じっくり、ゆっくり、ご覧頂いております。



画像上は、村田宗覚作の冠香合(鵬雲斎好)。
この合子の上には、横笛が意匠されており、これに合わせて、釜敷は「歌」
コーディネートばっちり。う〜ん、流石です。



画像上は、竹手付片身莨盆。
莨盆(たばこぼん)とは、喫煙具一式を納めておく道具のこと。
形は手つきと手なしの二種があり、
青貝、漆器、藤組等の唐物と、木地、漆器、一閑張り等の和物があり、
お家元の好み物も多く、
茶席では、正客の位置決めにも使われるお道具です。



画像の建水は、「松皮塗」昭文造の作品。
錆漆を使い、丁寧に作られるこの技法は、刀の鞘などにも使われています。
松の幹に似せてあり、手触りも本モノのよう、重厚感たっぷりです。

今回、展示しているお道具の数点が、
安楽寺さんで12月に催される、宮崎淡交会主催の慈善茶会にも登場予定です。
どこに「しつらえ」されるのか、楽しみです。

この特別企画 お道具展は、11月30日(火)までとなっております。
素晴らしい逸品16点が創りだす、「茶の湯」の世界を、是非ご覧ください。


投稿日時:2010.11.21(日) 18:29:10|投稿者:tohka