菖蒲と蓬


今日、5月5日は端午の節句。
古来より、丈夫な根を持ち、繁殖力の強い菖蒲は、子孫繁栄を意味し、
蓬とともに豊かなその香りは、邪気を祓うと云われます。



京都では、「5日の晩に甘露が降ると伝えられており、
一家の主人は夕刻に、菖蒲と蓬を屋根に上げて、
一晩夜露にあて、翌日の6日にその菖蒲、蓬を屋根から下ろし、
湯に入れて家族それぞれ身を清める」とのこと。



画像は以前、京都で大変お世話になった、森山先生から教えていただいた菖蒲と蓬。
菖蒲を束にして剣を、蓬と合わせて柄を作り、
これを湯船に浮かべると、湯の温かみで、
香りはさらに強まり、心身の邪気を祓って戴けるとのこと。




今年、初めて作り、先程、ギャラリーの軒下に。
明朝が楽しみです。


投稿日時:2010.05.05(水) 20:01:37|投稿者:tohka