夏の花


今日、7月最後は、暑い1日。
陶花近く、JAアズムホールさんの温度計は、36℃。
本格的に「夏」到来ですね。
さて、そんな暑さなのに、咲いてくれる貴重な「お花さん」達。
今、陶花は「夏の花」がいっぱいです。



画像は未草(ヒツジクサ)。
この未草は、昔の時刻の数え方のひとつである、
「未(ひつじ)の刻(14:00)」の頃に、花が開くことからこの名前になったとのこと。
でも、実際には、お昼前から咲き始め、夕方4時頃しぼんでいくようです。
一つの花は3日、3回咲いたあと、水中に沈んでいきます。
この未草は、あと2回、楽しませてくれそうです。
そういえば、未草。
黒田清子さま(紀宮清子内親王)のお印で有名になりましたよね。




画像は・・・何だと思います? 実はコレ牛蒡の花なんです。
まるでアザミのような花。
それもそのはず、ゴボウはアザミに近縁のキク科の植物。
八百屋の店先に並んだ根しか知らないと、
この花を見ても、ゴボウだとはわからないでしょうね。
野菜の中でもとりわけ面白い花の一つではないでしょうか?
(生けても存在感はバツグン。水揚げも上々です。)



画像の美しい橙赤色の花は、野萱草(ノカンゾウ)。
朝咲いて、夕には閉じてしまう、1日花ですが、
毎年、この暑い夏に咲いてくれるアリガタイお花。・・・ギャラリーが明るくなります。
この野萱草、カンゾウ〜と云うくらいですから、
花蕾(からい)を採取し、熱湯で数分湯がき、日干しにして乾燥したものを、
金針菜(きんしんさい)と云う生薬として使用したり、
また、若葉、若芽、花などを食用にも出来るそうですよ。



画像は、本店2階ベランダの火鉢の中に入れていた、布袋葵(ホテイアオイ)。
この花も、毎年、暑〜い夏に、
涼しげな紫色の咲かせてくれるアリガタイお花。
今朝、皆さんに観ていただけるよう、ギャラリー前に移動しました。
このホテイアオイ、葉の付け根あたりが丸くふくらみ、
それが布袋さんのお腹に似ているところから、
「布袋〜」の名前が名付けられたとのこと。
・・・ワタクシが親近感を覚える花のヒトツ。・・・とても他人とは思えません。

さて、今、陶花ではこのほかにも、
丘虎尾(オカトラノオ)、半夏生(ハンゲショウ)、小判草(コバンソウ)など、
たくさんの夏の花が満開です。
是非、陶花で「夏の花見」。・・・・・如何ですか?


投稿日時:2010.07.31(土) 19:31:10|投稿者:tohka