開催 印伝展11


今日の宮崎は快晴。
お昼には、陶花近く、JAアズムホールの温度計も、15℃まで上昇。
久しぶりに、ミヤザキらしいお天気でした。



陶花ギャラリーに生けてある木瓜も、5分咲き。
1分、2分までは、緋色の花でしたが、
3分、4分くらいから、画像の様な、ピンクと白色のグラデーションに。
なんで?どないして?・・・不思議です。



さて、一昨日の19日(土)から、毎年恒例の印伝展がスタート。
2001年から数えて、今年で11回目。
この印伝展も、ようやく浸透してきたようで、
一昨日、昨日と、300名以上のお客様にお越しいただきました。
夕方まで、駐車場等の満車状態が続き、皆様にご迷惑をお掛けしました。
申し訳ございませんでした。



画像上は、前川典央さんの創る「パッチワーク印傳」
トンボ(勝ち虫)やウロコ(厄除け)と云った縁起物や、
小桜や菖蒲などの江戸小紋を描いており、
甲州印伝や京印伝とは、全く違う独創的な印傳は、
機能性も良く、使いやすい逸品です。



今回の展示アイテムは、
ボストンバック、ショルダーバック、手提げバック、巾着、
財布、小銭入れ、ポーチ、印鑑ケース、名刺入れ、カード入れ、
パスケース、ペンケース、メガネケース、キーケース、根付など。
約500点を展示いたしております。



画像上の柄は、陶花初お目見えの「シェライト」
古くから装飾品や貨幣などに用いられてきた貝殻をモチーフにデザイン。
黒染めの鹿革に、黒の漆をのせて、貝殻と星砂を表現しています。
こちらも、残り少なくなっています、お早めに。



そもそも印伝(いんでん、印傳)とは、
印伝革の略であり、羊や鹿の皮をなめしたモノを云います。
そのなめした革に染色を施し、
漆で模様を描いたもので、袋物などに用いられます。
名称はインド(印度)伝来に因むとされ、
印伝の足袋が正倉院宝庫内に現存し、
また、東大寺に文箱が奈良時代の作品として残る、
日本古来の伝統工芸品です。

是非、日本の伝統工芸の素晴らしさを体感してください。

投稿日時:2011.02.21(月) 20:14:28|投稿者:tohka