間美恵さんの工房


今週の出張の際、熊本県産山村間美恵さんの工房へ。
飼い猫では無いが、
いつもこの辺りで、ウロチョロしている猫(チョロちゃん)が、
足を挙げ、「なんかクレ」のポーズでお出迎えしてくれました。



間さんとは、約8年前からのお取引。
2005年、2006年、2009年と、
ギャラリーにて個展を開催させて戴き、
陶花には間さんファンのお客様が沢山いらっしゃいます。

・・・ここ産山村には、京都から移り住まれ、12年。
大分と熊本の県境の、
自然いっぱい過ぎる環境で、作陶活動をされています。



今年、敷地内に、念願のギャラリーを建てられ、
作品も大変見やすくなり、
また、工房兼自宅前の道路もいつの間にか広く、
車が入りやすくなっていました。



今回は、ちょっとしたお願いで参上した訳ですが、
間さんも何とか受諾してくれ、私も一安心。
(皆様には、8月頃に御報告できそうです)



ついでに、52点の作品を分けて戴きました。
明日より、本店1階にて展示いたしますので、お楽しみに・・・。



間さんの作られる器は、
熊本県で採れる良質な磁器土、天草陶石を用いて、
亜鉛結晶釉(あえんけっしょうゆう)をかけて焼いています。
基本的に亜鉛の色は白ですが、
コバルトや銅などの鉱物を混ぜることで、青や緑などに色が変化します。
結晶釉の起源は古く中国北宋期で、
偶然的に焼成されたと言われていますが、
当時は再現性に乏しかったようです。
現在、ヨーロッパやアメリカでは、
この技法を用いた様々な作品が創られています。
※画像のピンク色の結晶は、マンガンを混ぜています。


投稿日時:2010.05.29(土) 19:13:37|投稿者:tohka