菖蒲と花菖蒲


今日、5月5日は端午の節句。
古来より、丈夫な根を持ち、繁殖力の強い菖蒲は、子孫繁栄を意味し、
蓬とともに豊かなその香りは、邪気を祓うと云われます。



京都では、5日の晩に甘露が降ると伝えられており、
一家の主人は夕刻に、菖蒲と蓬を屋根に上げて、一晩夜露にあて、
翌日の6日にその菖蒲、蓬を屋根から下ろし、
湯に入れて、家族それぞれ身を清めるとのこと。



画像は以前、
京都で大変お世話になった、森山先生から教えていただいた菖蒲と蓬。
菖蒲を束にして剣を、蓬と合わせて柄を作り、
これを湯船に浮かべると、湯の温かみで、
香りはさらに強まり、心身の邪気を祓って戴けるとのこと。



この「菖蒲と蓬」を作るのは昨年に続き2回目。毎年の恒例行事になりそうです。

さて、画像はギャラリー奥にある、花菖蒲。
いま、陶花は50〜60輪の沢山の花菖蒲で彩られています。
ちなみにこれ、お風呂に入れる菖蒲とは、違いますから・・・
(花菖蒲はアヤメ科、菖蒲はサトイモ科です)

※ギャラリー陶花銀座展示会も、あと9日となりました。
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投稿日時:2011.05.05(木) 19:31:17|投稿者:tohka