菖蒲と蓬と花菖蒲


今日、5月5日は端午の節句。
古来より、丈夫な根を持ち、繁殖力の強い菖蒲は、子孫繁栄を意味し、
蓬とともに豊かなその香りは、邪気を祓うと云われます。



京都では、5日の晩に甘露が降ると伝えられており、
一家の主人は夕刻に、菖蒲と蓬を屋根に上げて、一晩夜露にあて、
翌日の6日にその菖蒲、蓬を屋根から下ろし、
湯に入れて、家族それぞれ身を清めるとのこと。



画像は、いつも京都で大変お世話になっています、
森山先生から教えていただいた「菖蒲と蓬」
菖蒲を束にして剣を作り、それと蓬と合わせて柄を作り、
これを湯船に浮かべると、湯の温かみで、
香りはさらに強まり、心身の邪気を祓って戴けるとのこと。




この「菖蒲と蓬」を作るのは、今年で3回目。
毎年の恒例行事になっちゃいました。



さて、画像はギャラリー入口にある、花菖蒲。
いま、陶花は30〜40輪の沢山の花菖蒲で彩られています。
ちなみにこれ、お風呂に入れる菖蒲とは、違いますから・・・ご注意を。
(花菖蒲はアヤメ科、菖蒲はサトイモ科です)

ワタクシ、恥ずかしながら・・・知らんかった〜とです。

投稿日時:2012.05.05(土) 20:04:23|投稿者:tohka