連日、暑い日が続いています。身体を壊しやすい時節です。
体調管理をしっかりと・・・ですね。
その暑い日中の時間を避け、
早朝、熊本県産山村から、間美恵さんが来宮。
今日から始まる、8月分頒布会の作品を届けにいらっしゃいました。
今日(15日)からの頒布に、本日早朝にギリギリセーフの作品タチ。
私もスタッフも、ヒヤヒヤしましたが、一番焦っていたのは間さんでしょうね。
今回の頒布会作品を作製する為、
毎年8月に出品される「京都五条坂陶器まつり」にも出られなかった間さん。
こんなに時間が掛かったのも、
この頒布会作品は、私と話して生み出した「新しい形状」に挑戦したため。
試行錯誤の上での製作は困難だったようで、
3ヶ月振りに見た彼女はかなりスレンダーに。
・・・ホント、無理を受けていただき有難うございました。
これからもよろしくお願い致します。・・・ちゃんと、食べてね。
久しぶりの更新となります。・・・ゴメンナサイ。
ここ宮崎は、立秋を過ぎてから、
カンカン照りの太陽さん!と思いきや、突然のスコール〜など、
不安定なお天気。・・・みなさん、お気を付け下さい。
さて、先週の4日(水)5日(木)、
今月20日(金)新規オープンされる
「四季旬彩 えびす」のオーナー、横山さま御夫妻と、有田、波佐見の窯元へ。
4日(水)の6時30分に陶花を出発。
まずは塩田町志田陶磁器さんで、志田焼(江戸〜明治)を見学し、
塩田定番の鰻屋で昼食。
それからようやく有田へ。画像は磁器発祥の地、泉山です。
今回のカメラマンは小畑M。200枚ぐらい撮影しましたが、あまりに稚拙な為、
画像が・・・まあ、使えそうなモノだけですが、ご覧下さい。
画像は、有田製窯(株)の工場内。
陶磁器の出来るまで〜をご説明戴きました(しかし暑かったなあ〜)。
器に興味のある横山様ご夫妻は、初めて見る作業工程に驚かれていました。
画像は、康創窯の福碗。大量のご注文を戴きました。
さて、この器には、どんな料理が盛り付けられるのでしょうね。
陶花でもお馴染みの康創窯、川島康幸さん(右)と記念撮影。
この後すぐに、注文の製作に取り掛かって戴きました。
川島さん、いつも無理を言ってスミマセン。それから、ありがとうございます。
この日の宿泊は、嬉野の大正屋清流さん。
私と小畑は、2年前の社員研修以来。
・・・やっぱり嬉野の「湯」はキモチがイイですね
2日目のスタートは、こちらも陶花でお馴染み、斉山窯さん。
先月までの個展の報告も兼ね、訪問。
いつも笑顔で迎えてくれる、太田恵さん御夫妻のお顔を拝見すると、
「ああ、波佐見に来たんだなあ〜」とほっとします。
画像は、波佐見町中尾山の光春窯さん。
いつも新しい試みをされている、光春の馬場春穂さん(中央)。
春穂さんとも、もう10年以上。長いお付き合いです。
横山様ご夫妻は、
3年前に増設されたギャラリーの作りや設えに吃驚されていました。
・・・このあとの昼食は、ギャラリーおおたさんで、有田焼カレー。
それから、金善窯さん、陶悦窯さんにて、買付をし、
最後、九州陶磁文化館を見学して、帰路につきました。
私も小畑Mも、お客様と一緒に窯元を廻らせて戴くことで、
普段気付かないような、意外な発見や視点がありました。
ありがとうございました。
田清窯さん、有田製窯さん、康創窯さん、吉村陶苑さん、太一窯さん、
斉山窯さん、光春窯さん、金善窯さん、陶悦窯さん、
志田陶磁器さん、伊万里陶芸さん、
今回お世話になりました方々、本当にありがとうございました。
・・・この窯で、創りだされる作品は、息をのむほどの逸品ばかり、
8月に入って、3日目。今日も暑い宮崎でした。
先程、「夏のUtsuwa展」も無事終了。
沢山のお客様にお越し戴き、ありがとうございました。感謝。
さて、画像は、中里月度務さんの染付のうつわ。
昨日、ギャラリーに到着。存在感アリアリです。
作品名は、「染付龍絵内外青海波鉢」(径19cm 高6.5cm)
・・・緻密な青海波の中心に描かれた若き龍が跳ねまわり、
今にも飛び出して来そう。
生命力を感じる器です。
※私の拙い写真撮影技術の為、こんな画像でスミマセン。
実物は、数倍の迫力です。
中里さんの工房は、長崎県三河内町。
お父上は、平戸藩の御用窯として、
寛永時代より約400年の歴史を誇る唐子絵窯の元祖、
平戸松山窯の15代目平戸松山さん。
一切の妥協を許さない、繊細な筆使いや濃(ダミ)は素晴らしいの一言。
近年では、伝統的唐子に新風を吹込む「創作唐子」など、
気品と格調ただよう作品作りにも、精力的に挑んでいらっしゃいます。
今、陶花ギャラリー奥では、中里月度務さんの作品を展示しております。
是非、染付の素晴らしさをご堪能ください。
PS 私と小畑Mは、明日より、佐賀・長崎に出張します。
帰宮は、5日(木)夜の予定です。
今日、7月最後は、暑い1日。
陶花近く、JAアズムホールさんの温度計は、36℃。
本格的に「夏」到来ですね。
さて、そんな暑さなのに、咲いてくれる貴重な「お花さん」達。
今、陶花は「夏の花」がいっぱいです。
画像は未草(ヒツジクサ)。
この未草は、昔の時刻の数え方のひとつである、
「未(ひつじ)の刻(14:00)」の頃に、花が開くことからこの名前になったとのこと。
でも、実際には、お昼前から咲き始め、夕方4時頃しぼんでいくようです。
一つの花は3日、3回咲いたあと、水中に沈んでいきます。
この未草は、あと2回、楽しませてくれそうです。
そういえば、未草。
黒田清子さま(紀宮清子内親王)のお印で有名になりましたよね。
画像は・・・何だと思います? 実はコレ牛蒡の花なんです。
まるでアザミのような花。
それもそのはず、ゴボウはアザミに近縁のキク科の植物。
八百屋の店先に並んだ根しか知らないと、
この花を見ても、ゴボウだとはわからないでしょうね。
野菜の中でもとりわけ面白い花の一つではないでしょうか?
(生けても存在感はバツグン。水揚げも上々です。)
画像の美しい橙赤色の花は、野萱草(ノカンゾウ)。
朝咲いて、夕には閉じてしまう、1日花ですが、
毎年、この暑い夏に咲いてくれるアリガタイお花。・・・ギャラリーが明るくなります。
この野萱草、カンゾウ〜と云うくらいですから、
花蕾(からい)を採取し、熱湯で数分湯がき、日干しにして乾燥したものを、
金針菜(きんしんさい)と云う生薬として使用したり、
また、若葉、若芽、花などを食用にも出来るそうですよ。
画像は、本店2階ベランダの火鉢の中に入れていた、布袋葵(ホテイアオイ)。
この花も、毎年、暑〜い夏に、
涼しげな紫色の咲かせてくれるアリガタイお花。
今朝、皆さんに観ていただけるよう、ギャラリー前に移動しました。
このホテイアオイ、葉の付け根あたりが丸くふくらみ、
それが布袋さんのお腹に似ているところから、
「布袋〜」の名前が名付けられたとのこと。
・・・ワタクシが親近感を覚える花のヒトツ。・・・とても他人とは思えません。
さて、今、陶花ではこのほかにも、
丘虎尾(オカトラノオ)、半夏生(ハンゲショウ)、小判草(コバンソウ)など、
たくさんの夏の花が満開です。
是非、陶花で「夏の花見」。・・・・・如何ですか?
24日(土)、藤原清登さんと、
NY Trio Original、福家俊介さん、ピーター・マディソンさんが来宮。
藤原さんは、昨年のK’Station(宮崎市住吉)以来、2度目の宮崎。
今回は、宮崎県立芸術劇場内のレストラン「レミューズ」さんでのライブです。
・・・お話しの流れで、主催をすることになった私。
演奏が始まるまで、実はドキドキでしたが、
清登さんのベースの一音で消えてしまいました。
(Les Muses Jazz Night Pamphlet)
ジャズからクラッシック、あらゆる分野の音楽をベースという楽器で、
KIYOTO流にアレンジするモダンベースの王者、藤原清登さん。
銘器ガリアーノが綴る最高の美音と重低音には、お客様も感嘆。
最高のステージでした。
藤原清登(Bass)
香川県高松市出身。音楽家の両親のもと、16歳でベースを始め、
東京藝術大学音楽部教授、故今村清一氏に師事。
1974年に渡米しバークリー音楽院を経てジュリアード音楽院卒業。
同院にてニューヨークフィル主席コントラバス奏者ジョン・シェイファー氏に就いて学ぶ。
1975年ホレス・シルバー・クインテッドをはじめ、ジャッキー・マックリーン、クリフォード・ジョーダンなど、
また他分野の進歩的な芸術家と多数共演。
N.Y.のヴィレッジゲート、スィートベイジル、ブルーノート、ムジカオッジ(イタリア)、
イントーンフェスティバル(オーストリア)などに出演。
ジャズ、クラシックの垣根を越えた幅広いジャンルで活躍。
近年日本でもCDリリース、コンサート活動もめざましく、
2000年スィングジャーナル誌ではベース部門で第1位に選ばれている。
福家俊介(Drums)
香川県高松市出身。国際基督教大学在学中はルネッサンス・バロック音楽のエキスパート
金沢正剛教授のもとで音楽の発生から現代音楽まで幅広く研究。
同時にパーカッショングループ72主宰、永曽重光氏に師事。
1978年渡米し、マンハッタン音楽院でスティーブ・ライヒ・グループのジェームス・プライス氏、
フィラデルフィア・オーケストラ、ニューヨークの
メトロポリタン歌劇場主席ティンパニスト歴任のフレッド・ヒンガー氏に師事。
同音楽院卒業後もニューヨークを拠点に活躍。
ジャズとクラシック音楽の両分野で活躍する優れてユニークなミュージシャン。
Peter Madsen(Piano)
米ウイスコンシン州ラシーン出身。
8歳でクラシックピアノ、10歳から音楽教育の一環としてクラシックコントラバスを加える。
13歳でジャズに興味を持ち、16歳でプロとして演奏を始める。
1978年、ウイスコンシン・オウクレア大学 音楽科卒業後ミネアポリスに移り腕を磨く。
1980年、ニューヨークへ進出する。
1993年、ドイツのレーベルから、最初のリーダーアルバム「Snuggling Snakes」、
2000年、最初のピアノソロアルバム「Sphere Essence-Another Side of Monk」をリリース。
現在、ニューヨークとオーストリアを拠点にコンサート、マスタークラス等世界的に活動を行っている。
藤原さんの魅せる速引。そして、ガリアーノの重低音。
体内の細胞が吃驚して起き上がるくらいズンズンと響きます。
また、福家さん、ピーターを加えた3人での演奏は、
トリオパフォーマンスでは考えられないような重厚なサウンド。
藤原清登ワールドを体感したお客さまの感動は、
ひとりひとりのお顔。曲中や最後の拍手。歓声に・・・表れていました。
それと・・・50名様限定(要予約)が、何故かキャパ超えになる盛況ぶり。
・・・みなさま、ありがとうございました。感謝。
画像は、CD販売をお手伝いした陶花スタッフ、皆、お疲れ様でした。
また、今回のライブの企画・コーディネートをして頂いた長谷川悦子さん、
ライブ決定当初から、
当日まで色々とお世話になりました、野田浩一さん尚子さん御夫妻には、
感謝感謝・・・です。ありがとうございました。
また、演奏後の遅〜い時間に、
打ち上げを提供していただきました
「新旬料理 ふじいち」の女将、児玉料理長、そして菊池部長。
ありがとうございました。
みなさん、美味しくお召し上がりいただき、楽しい宴になりました。
(PS ピーターの箸使いの上手さに吃驚。鯛のあら煮もキレイに・・・)
最後に、清登さん、福家さん、ピーター、ありがとうございました。
また、宮崎でお待ちしております。
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